2015.10.21
こんにちは、院長の齋藤です。
先日、中央大学のグループがイヌ用の人工血液の開発に成功したというニュースを読みました。
http://www.chuo-u.ac.jp/common_d/uploads/2015/10/e3db05714f62477c089fb303decc4aeb.pdf?1445299495799
小動物医療の領域では人医療のような充実した血液バンク制度は確立されておらず、
個々の動物病院で病院で飼っている動物や健康なイヌやネコに献血に協力してもらい、
緊急で輸血が必要な動物に輸血を行っているというのが現状でとても充実しているとは言えません。
私が以前勤務していた苅谷動物病院(東京都)http://www.ac-plaza.co.jp/では、
輸血用の血液を常時ストックしておけるような献血制度を進んで取り組んでおりました。
当院でも将来的には献血制度を導入し緊急に輸血が必要な場合も対応出来るようにと考えております。
で、最初のニュースです。
これが実用化されたら、今まで助からなかった命がどれだけ助かることになるのだろうとすごく期待しました。
安全な状態で早く実用化されるといいなぁというお話でした。