2016.08.23
先日、仏壇にお供えしてあった植物を食べてしまってから吐いて様子がおかしい
という猫ちゃんがご来院されました。
食べてしまったという植物を見せて頂いたところ『シキミ』という植物でした。
シキミは仏事に用いられ、お寺や神社の庭木として植えられていたり、枝葉を仏壇にお供えされる樹木です。
花や葉、果実、根にいたる全体にアニサチンなどの有毒物質を含みます。
間違って食べてしまった場合の中毒を起こしてしまう可能性があります。
症状は、嘔吐、下痢、全身痙攣、流涎、発汗、呼吸困難、チアノーゼ、意識障害ときに発熱、重症では呼吸停止・心停止から死にいたることもあります。
そのためシキミの果実は植物として唯一
毒物及び劇物取締法により劇物に指定されています。
今回誤って食べてしまった猫ちゃんは来院時に嘔吐と興奮、流涎、発汗などの症状が見られましたが、点滴入院して翌日には症状が落ち着き無事退院されました。
よかった
シキミなどの仏花に限らずペットにとって危険な植物はたくさんあります。
ペットがいる場所におく植物の取り扱いには十分ご注意下さい。
2016.07.23
こんにちは、院長の齋藤です。
いよいよ岡崎市の夏の一大イベント!!!
2016年8月6日(土) 18:50~21:00(予定)
近づいて来ました。
毎年のことですが、岡崎市中の道も病院前の道も大変な混雑が予想されます。
ということで、8月6日(土)は診療時間を午前中のみとさせて頂きます。
花火はとてもきれいで楽しみですが、ペットが大きな音に驚いて逃げ出してしまったり、
パニックを起こしてしまったりしないようにとお気をつけ下さい。
僕は今年も病院から花火を観ている予定ですので、万が一の緊急の際はご連絡下さい。
留守番電話になりますのでお名前と症状をおっしゃってください。
気が付き次第折り返しご連絡させて頂きます。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
さいとう動物病院
院長 齋藤陽太
2016.05.25
6/29(水) 学会参加のため臨時休診とさせて頂きます。
日頃の診療に活かせるよう最新の情報を勉強して参ります。
ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。
2016.01.27
2016.01.09
2月、3月の期間限定ですが、今年から当院でも一年間有効なフィラリア予防注射の接種を行います。
今はとても寒い時期で蚊もいませんから大丈夫ですが、春になり暖かくなってくるとまたフィラリア予防のシーズンがやってきます。
フィラリア症は蚊によって媒介される感染症です。
蚊の体内で成長したミクロフィラリアが蚊が吸血する際に体内に侵入し、さらに成長し心臓に寄生します。
感染すると様々な症状を引き起こし死に至ることもある恐ろしい病気です。
みなさま、去年飲み忘れた予防薬がいくつか残っているなんてことはありませんか?
毎年春先にフィラリア検査を行ってお薬を処方する際にたまに「去年のお薬がまだあります・・・」
なんて言われてしまうことがあります。
毎月1回投薬するだけなのですがこれがなかなか忘れてしまうこともあるようです。
または、「けっこう涼しい日が多かったから最後の方は飲ませてません。」
ビックリします。
万が一に感染してしまったら、せっかく何ヵ月も予防していたのにとても不幸です。
フィラリア症はしっかり予防することで確実に予防できる病気です。
この地域では5月〜12月までの予防が推奨されています。
しっかりと予防することをお勧めします。
しかし、『なぜこんな寒い時期にフィラリアの話?』って感じたと思います。
毎年春先にフィラリアの検査をしてお薬を処方しますので混雑して長時間お待たせしてしまう傾向にあります。
年に一回のフィラリア予防注射を2月、3月(混雑するより前の時期)に実施しすることで長時間お待たせすることもなくなります。
そのほかにも年間予防のメリットはたくさんあると思います。
ただし、予防注射ですので混合ワクチン接種と同等のアレルギー反応などの可能性もあります。
若齢や高齢の場合、健康状態が良くない場合、重篤な疾患がある場合、極度の興奮状態の場合など接種が出来ないケースもあります。
詳しくは当院まで御相談下さい。
さいとう動物病院
院長 齋藤陽太